その1~開業目的と動機~はコチラ
次は市場調査です。基本戦略は『彼を知り己を知れば百戦危うからず』になるので、徹底的な市場調査を行います。この時、なんとなくで良い(やりたい場所、地元、狙っている土地などあれば)ので候補地を幾つか(最低2~3)絞り、調査を開始します。多岐に渡る調査項目の一部です。

1:立地条件
2:消費実態
3:競合調査
4:将来性調査
5:経済性調査

①の立地条件は、立地の特徴や特性を踏まえて世帯数や人口数、人や車の通行量などを調べ、道路や路線がどのように通っているか?を調べ、数値化して参ります。(大まかな集客見込みの暫定数値を出す。)さらに弊社では独自の観点で、近隣ユーザーの気持ちになり、ここにあったら嬉しいか?こんなお店があれば便利といった住民感情なども調査させて頂きます。

②の消費実態は総務省統計局の『e-stat』を参考に調べます。とても便利なので、是非ご活用下さい。コチラの数字を元に大まかな概算を出し、その他の調査と合わせて客層の設定に重大な影響を及ぼします。

③の競合調査は後回しでも構いませんが、立地や出店箇所が決まり、工事開始からでは商機に影響を与える可能性もあるので、やっておいて損はありません。この時、扱う商品によっても違いますが(ココではBarに特化して)、基本的には一次商圏内の競合店をチェックします。この時見るのは、業種や店舗数、商品品質と価格、客数・客層や客単価、各店舗のハードリピーター層をしっかりとチェックします。バーは基本的に他店と競合しませんが、近所付き合いが出来ないとバーの経営は上手くいかない事も多いようです。

④の将来性調査は区や市もしくは不動産屋に問い合わせたりなどして、人口変動や分布、地域開発計画の有無、道路や線路・駅の整備計画に大規模商業施設の建設計画などが無いか?を調べます。(例⇒新しい駅が出来る。商業ビル建設。区画整理など)

⑤の経済性調査は地価・人件費水準・家賃相場などを調べます。
調査会社の持つデータなどと連動して、適正価格であるか見極める重要な要素となり、場合によっては交渉の種に。

ちなみに飲食店の90%以上が出店後2年以内に撤退している事実をご存じでしょうか?それはなぜか?データや理屈の裏付けなく、郷愁や憧れのみで始めてしまうからです。ビジネスである以上稼ぐ事は当たり前の事ですので、あらかじめ綿密に計画を練り、負けない戦いを展開していきましょう。
そしてこれらを調べたら、次に比較検討の段階に入ります。
ここで求めたのはあくまで数値です。陥りやすいのが数字のマジック!人口が多いとか交通量が多いというのは、必ずしも貴方のお店への流入が多い事を示すものではありません。この時点でハッキリしているデータ(自己環境や理念、動機)を元に冷静に分析し、次の過程へと進む重要な礎となるのがこの調査です。

以上となります。次は~その3『基本構想とコンセプト作り』~になります。
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